【神奈川フィル】定期演奏会第369回 21/6/26 @神奈川県民ホール

鑑賞録

ベートーヴェン/ 交響曲第2番 ニ長調
フランク/ 交響曲 ニ短調

2021/6/26(土)
@神奈川県民ホール 大ホール
指揮:小泉和裕 氏

私にとって、ベト2は新緑の季節のイメージなのです。まあもう6月も終わりといえども梅雨入りは遅れていて、まだ本格的な夏という感じはしませんし、今回は比較的いい時期にベト2を聴くことができるなあと思い、今日は弾む気持ちで会場に向かいました。

小泉氏指揮のベートーヴェンは、神奈フィルだと一昨年?のみなとみらいシリーズでの第6番と第5番のイメージがあり、今回もあっさりスッキリとした味付けで進むのだろうと予想していましたが、今回は比較的丁寧な進行で、特に前半は鳴らしすぎを抑え落ち着いた演奏だったように思います。ただ、終楽章に向け次第に迫力とキレが増していき、終楽章ラストの高揚感は圧倒的でした。

フランクの交響曲は、弦をいっぱいに鳴らしオケ全体で会場を鳴らしきっていました。時々出てくる民謡調の旋律ではダブルリードと中低弦を中心に歌いこんでいたし、転調が多い曲だがその度に管(特に金管)のサウンドが対応していて、曲調の連続的な変化が表現されていたように思います。

しかしまあ、フランクはフランスの作曲家らしいですが、この曲はワーグナーを彷彿とさせますね…ワーグナーを目指して書いたシューベルトのグレート的な曲、みたいな感じを受けました。
重厚なサウンドと半音階的手法…少なくともフランス印象派の旋法を意識した和声とは違う印象でしたね。この二つって接点あるのですかね?有識者の方がいらっしゃいましたら教えてください。

今回はこんな感じで。
最近ウマ娘にはまりすぎて、あまり音楽関係の趣味に時間割けていない…

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